No More 育児!〜母親失格者の本音〜

0歳2歳の息子2人、働く母親失格者の本音。母親像に理想がある方は気分を害すので見ないでください!

自己肯定感の低さがもたらすもの

私は三人兄弟の真ん中で、しかも次女で、弟がいる。

つまり、生まれてきた時に最も喜ばれなかった存在だ。

自分が子供を2人産んで、親の気持ちがよくわかるようになり、自分が今の自分に至った理由に気付いた。

 

そもそも共働き家庭ということもあり、思いっきり放任されて育ってきた。

私の記憶の中に、親に褒められた記憶というのがほぼない。ていうかない。覚えてないだけかもしれないけれど。

でも、保育園の先生に器用だねって褒められたことがめちゃくちゃ嬉しくてその瞬間のことを今でも覚えてるくらいだから、多分私は本当に褒められたことのない子だったんだろうと思う。幼い私は、たった一度言われたその言葉だけを頼りに、自分を支えてきた。

 

だからか、私は自己肯定感がものすごく低いということに最近気づいた。

私はどこにいても、誰といても、そこに必要であるとは思っていない。いつ失踪したって、いきなり死んだって、その時はみんな驚くし一週間くらいは話題に上るだろうけれど、すぐにみんな忘れる、それくらいの軽い存在であると思っているところがある。

 

だから部活や会社などの組織にいても、わたしはいつも端っこにいる。目立つことに戸惑いを覚える。4人以上の飲み会では殆ど話すことはない。基本聞き役に徹する。私が話すことなんてみんな興味ないし、他の誰かが話した方が断然その場が盛り上がると思うからだ。

出産した時にも、わざわざ職場な同僚全体に報告メールなんてしない。私が子供を産もうが、それがどんな顔の子なのかなんて、誰も興味がないと思うから。注目を浴びることに、申し訳ない気持ちになるのだ。

 

なので、家族にとっても、子供にとっても自分が重要な存在であるという気がしない。

子供がママママと駆け寄ってくることを不思議に思うことすらある。

なんでそんなに私のことが好きなの?

私はただそこにいるだけの存在なのに。

一方で、でも、きっと、私がいなくなってもこの子たちは大丈夫。そんな気がしてる。

夫に対してもそうだ。私がいなくなっても、その時は悲しむだろうけれど、でも、きっとそれだけだ。

 

だけど、自分の子にはそんな風になってほしくない。

自己肯定感の低さは、持っている可能性の1/10も発揮されない。やる前に、無理だろうというのばかりが頭をよぎる。フリーランスになるにしても、元同僚に対して営業することなんて出来ない。こんな私に仕事を依頼してくれる人なんているのかなって思っちゃう。

留学先のルームメイト達の輪に入っていくことができないから英語も上達しない。自己肯定感の低さは、前に行こうとする私の足をことごとく重くする。

 

自己肯定感の低さは、大人になってから改善することは非常に難しい。それが自分の考え方の基礎になってしまっている。なおしたくてもなおせない。いつも同じところをもがいているだけだ。

息子たちには、こんな思いをさせたくない。

 

男の子はむしろ、根拠のない自信があるくらいがちょうどいい。自信は男の魅力になる。器以上の力を発揮する。自分を信じられない人がそれ以上になるわけがない。

自分の居場所が欲しくて欲しくて、なのに一歩が踏み出せないこのジレンマを味わわせたくない。だから褒める。たくさん褒めてあげようと思う。親が与える影響はやっぱり大きい。